出張でよく泊まるビジネスホテルほど、Wi-Fiの当たり外れが気になります。
部屋に入ってパソコンを開いたら読み込みが終わらない。
LANケーブルを借りようとフロントに降りたら「当ホテルでは貸し出していません」と言われた。
結論から言うと、東横INNのWi-Fiはロビーと全客室で無料です。
そして客室の有線LANは、国内で営業している348ホテルのうち342ホテル(98.3%)にあります。
ただしLANケーブルを貸し出しているのは147ホテル(42.2%)で、半分を切ります。
この数字は、東横INNの公式サイトが各ホテルページで公開している設備データを全件集計して出しました。
この記事では、公式の記載と自前の集計をあわせて、東横INNで作業するときに何を持っていけばいいかを整理します。
読み終えるころには、「ケーブルは借りられる前提で行っていいのか」「ロビーのパソコンは当てにできるのか」がはっきりします。
この記事の情報は2026年10月19日時点で、東横INN公式サイトを確認したものです。
設備はホテルごとに変わるため、予約前に各ホテルのページでご確認ください。
東横INNのWi-Fiの結論:全客室無料、有線LANもほぼ全店にある
先に全体像からお伝えします。
客室のWi-Fi
348/348ホテル
客室の有線LAN
342/348ホテル
LANケーブル貸出
147/348ホテル
ロビーパソコン
76/348ホテル
※2026年10月19日時点で、東横INN公式サイトの各ホテルページが公開している設備データを集計しました。母数は国内で営業中の348ホテルです(海外13ホテル、開業前・準備中のホテルは除外)。「記載なし」は設備が存在しないことの証明ではなく、公式ページに載っていないという意味です。
ポイントは3つです。
ひとつめ。
Wi-Fiは数えた348ホテルすべてにあります。
公式も「ロビーと全客室は無料Wi-Fi対応」と書いていて、例外は見つかりませんでした。
ふたつめ。
有線LANはほぼ全店にあるのに、LANケーブルの貸出は4割強です。
「ポートはあるがケーブルはない」部屋が、半分以上あるということです。
みっつめ。
ロビーのパソコンは当てにしないほうがいいです。
公式は「一部ない店舗もございます」と書いていますが、数えてみるとない店舗のほうが約8割でした。
東横INNのWi-Fiと有線LANは公式にどう書かれているか
まず公式の記載を確認します。
客室設備のページは「インターネット回線はいずれも無料」と明記している
東横INN公式サイトの「お部屋の設備」には、Wi-Fiと有線LANがひとつの項目にまとめられています。
東横INN公式サイトの客室設備。Wi-Fi・有線LANは「インターネット回線はいずれも無料でご利用可能。」と記載されている(2026年10月19日確認) 出典: 客室・設備|東横INN
Wi-Fi・有線LAN
インターネット回線はいずれも無料でご利用可能。
同じページの「館内設備」側には、Wi-Fiの範囲も書かれています。
無料Wi-Fi
ロビーと全客室は無料Wi-Fi対応。お持ちのモバイル機器で接続してご使用いただけます。
ロビーでも客室でも無料、という案内です。
チェックイン前にロビーで少し作業する、という使い方も想定されています。
客室には「デスク」も設備として載っていて、公式の説明文は「お仕事や作業の際にもご活用いただけます。」です。
ベッド脇には「読書灯・USB電源」があるとも書かれています。
通信速度・SSID・パスワードの入手方法は公式に記載なし
一方で、公式サイトに書かれていない項目もあります。
今回確認した範囲(公式の客室・設備ページ、各ホテルのページ)には、次の情報がありませんでした。
- Wi-Fiの通信速度
- SSID(ネットワーク名)
- パスワードの入手方法(客室の案内か、フロントか)
- 暗号化方式
- 同時接続台数
パスワードの場所が公式に書かれていないので、部屋に入ったら客室内の案内を探すことになります。
見つからなければフロントで聞くのが早いです。
💬 正直に言うと、ここはアパホテルのほうが親切です。アパホテルは個別ホテルのFAQで「ID、パスワードはテレビのトップ画面に表示しております」と場所まで案内しています。
東横INNの設備を全348ホテル分集計してみた
ここからが、この記事でいちばん伝えたい部分です。
集計の方法:公式ページの設備データを全件取得した
東横INNの公式サイトは、各ホテルのページで設備を一覧表示しています。
その設備データを、公式サイトに掲載されている全ホテル分(369ページ)取得しました。
そこから海外のホテル(13件)と、開業前・準備中などのホテルを除き、国内で営業中の348ホテルを母数にしています。
取得できなかったページが1件(404)ありました。
数え方の前提はひとつだけです。
「あり」は公式ページに設備として載っていることを指します。
載っていない=設備が存在しない、とまでは言えません。
客室Wi-Fiは100%、有線LANは98.3%
集計結果は次のとおりです(2026年10月19日時点・母数348ホテル)。
- 客室Wi-Fi:348ホテル(100%)
- 客室の有線LAN:342ホテル(98.3%)
- デスク:342ホテル(98.3%)
- ロビーWi-Fi:347ホテル(99.7%)
有線LANの記載がなかったのは、次の6ホテルです。
- 東横INN大阪なんば西
- 東横INN羽田空港2
- 東横INN横浜関内
- 東横INN淀屋橋駅南
- 東横INN横浜線淵野辺駅南口
- 東横INN大阪門真市駅前
実際にホテルページを開いて確認すると、たしかに室内設備の一覧にWi-Fiとデスクはあり、有線LANはありません。
東横INN羽田空港2の公式ページのアメニティ一覧。室内設備にWi-Fiとデスクはあるが、有線LANの記載がない(2026年10月19日確認) 出典: 東横INN羽田空港2|東横INN
有線LANがあるホテルでは、同じ一覧に「有線LAN」が並びます。
東横INN新宿歌舞伎町の公式ページのアメニティ一覧。室内設備にWi-Fi・有線LAN・デスクが並ぶ(2026年10月19日確認)
泊まるホテルによって室内設備が違う、という当たり前のことが、公式ページで確認できます。
有線で安定させたいなら、予約前にこの一覧を見ておくと確実です。
LANケーブルの貸出は42.2%しかない
ここがいちばん実用的な数字です。
LANケーブル貸出の記載があったのは147ホテル(42.2%)でした。
有線LANが98.3%なのに、ケーブルの貸出は4割強です。
つまり、ポートはあるのにケーブルがない部屋が半分以上あるということになります。
フロントで借りられる前提で手ぶらで行くと、そこで止まります。
対策はひとつです。
細いLANケーブルを1本、カバンに入れておく。
1メートルの平型ケーブルなら、手帳と同じくらいの厚みで収まります。
なお、貸し出されるケーブルの長さや本数については、公式に記載がありませんでした。
ロビーパソコンがあるのは21.8%、会議室は15.8%
公式の館内設備には、ロビーパソコンとカラープリンターが載っています。
ただし説明文には但し書きが付いています。
東横INN公式サイトの館内設備。ロビーパソコン・カラープリンターには「(一部ない店舗もございます)」と注記されている(2026年10月19日確認) 出典: 客室・設備|東横INN
ロビーパソコン・カラープリンター
ロビーにパソコンとプリンターを設置。ご自由にお使いください。(一部ない店舗もございます)
この「一部」を数えてみました。
- ロビーパソコン:76ホテル(21.8%)
- カラープリンター:75ホテル(21.6%)
- 会議室:55ホテル(15.8%)
- ChargeSpot(モバイルバッテリーのレンタル):85ホテル(24.4%)
- ビデオ・オン・デマンド:329ホテル(94.5%)
ロビーにパソコンとプリンターがあるのは5軒に1軒です。
出張先で書類を1枚印刷したい、という用事があるなら、事前に泊まるホテルのページで確認しておくべき水準です。
コンビニのプリントサービスを当てにするほうが現実的な場面も多いです。
コンビニのWi-Fiの記事でも触れていますが、深夜でも開いている点は強みになります。
東横INNで作業するときに持っていくと効くもの
ここまでの数字を、持ち物に翻訳します。
LANケーブル1本とHDMIケーブル
LANケーブルは前述のとおりです。
貸出があるのは42.2%なので、持っていくほうが確実です。
デスクは98.3%のホテルにあります。
とはいえビジネスホテルの机は広くありません。
ノートパソコンと書類を同時に広げるつもりなら、机の上は想像より早く埋まります。
電源はベッド脇のUSB電源とコンセントを確認する
公式には「読書灯・USB電源」として、ベッド脇の照明とUSB電源が記載されています。
ただしデスクまわりのコンセントの口数は、公式に記載がありません。
ノートパソコン、スマホ、モバイルバッテリーを同時に充電したいなら、小さな電源タップが1つあると安心です。
Wi-Fiが遅いときは時間帯を疑う
ホテルのWi-Fiは、同じ建物の宿泊者で共有しています。
チェックインが集中する20時台から23時台は、どうしても混み合います。
朝のうちに重い作業を終わらせる、というのが現実的な回避策です。
深夜や早朝に動かす前提なら、ホテルのWi-Fiでも体感はかなり変わります。
それでも足りないなら、有線LANに切り替えるか、自分の回線を使うことになります。
東横INNのロビーで借りられるWiFiBOXという選択肢
東横INNの一部店舗には、モバイルルーターの無人レンタル「WiFiBOX」が設置されています。
24時間受取・返却ができる
たとえば東横INN松戸駅東口の受取場所ページには、営業時間が「24時間」と記載されています。
【営業時間】24時間
お申し込み時の場所以外でも受取・返却は可能です。場所変更にあたって事前の連絡は必要ございません。
深夜に着いて、翌朝から通信が必要、という出張でも間に合います。
受け取った場所と違う場所で返せるのも、移動の多い人には効きます。
料金は1日300円から、完全無制限は1日1,390円
WiFiBOX公式サイトに掲載されている日本国内の料金は次のとおりです(2026年10月19日時点)。
- 200MB:300円
- 500MB:440円
- 1GB:660円
- 無制限(速度制限あり):840円
- 完全無制限:1,390円
「無制限(速度制限あり)」には「1日3GBを超えると1Mbpsの速度制限がかかりますが、翌日リセットされます」という注記が付いています。
出典:WiFiBOX公式サイト
ここで計算です。
完全無制限を月に4泊借りると5,560円になります。
縛りなしのモバイル回線を1本契約した場合の月額と、同じくらいの金額です。
出張が月1〜2回ならレンタル、週1回を超えるなら自分の回線。
これが損益分岐の目安になります。
東横INNのWi-Fiを安全に使うために
ホテルのWi-Fiは、同じ日に泊まっている人たちと共有するネットワークです。
パスワードがかかっていても、そのパスワードは宿泊者全員が知っています。
鍵のかかった部屋ではなく、鍵のかかった共有ロビーだと考えるほうが近いです。
ログイン情報やカード番号を入力する作業は、できれば自分の回線に切り替える。
これだけでリスクはかなり下がります。
ホテル特有の論点はホテルのWi-Fiの危険性で、仕組みそのものはフリーWi-Fiの危険性でまとめています。
💬 正直に言うと、調べものや動画なら私もホテルのWi-Fiをそのまま使います。切り替えるのは、社内システムに入るときと、請求まわりを触るときだけです。
出張や移動が続く時期なら、回線を1本持ち歩くほうが結局は楽です。
ポケットWiFiのおすすめと選び方では、縛りなしで使えるものを中心に比較しています。
出張期間だけ必要なら1ヶ月だけのレンタル、容量を気にしたくないなら無制限のポケットWiFiが候補です。
スマホ1台で済ませたいなら、楽天モバイルのテザリングという手もあります。
東横INNのWi-Fiについてよくある質問
東横INNのWi-Fiは無料ですか
無料です。
公式サイトに「ロビーと全客室は無料Wi-Fi対応」と記載されています。
今回集計した国内348ホテルでも、客室Wi-Fiの記載は100%ありました。
東横INNのWi-Fiのパスワードはどこで分かりますか
公式サイトには記載がありません(2026年10月19日時点)。
客室内の案内を確認し、見つからなければフロントで確認してください。
東横INNの客室で有線LANは使えますか
国内で営業中の348ホテルのうち、342ホテル(98.3%)で有線LANが設備として掲載されています。
記載がなかったのは6ホテルです。
泊まるホテルのページで室内設備の一覧を確認してください。
東横INNでLANケーブルは借りられますか
借りられるとは限りません。
LANケーブル貸出の記載があったのは348ホテル中147ホテル(42.2%)でした。
有線LANを使う予定があるなら、ケーブルを1本持っていくほうが確実です。
東横INNのロビーのパソコンは全店にありますか
ありません。
公式も「一部ない店舗もございます」と注記しています。
集計では76ホテル(21.8%)で、ない店舗のほうが多数でした。
東横INNのWi-Fiの速度はどのくらいですか
公式サイトに速度の記載はありません。
部屋の位置や時間帯で変わるため、重い作業を予定しているなら有線LANか自分の回線を用意しておくのが確実です。
東横INNでWi-Fiルーターを借りられますか
一部の東横INNには、ロビーにWiFiBOXが設置されています。
受取場所ページでは営業時間が24時間と案内されています。
料金はWiFiBOX公式サイトで、1日200MBの300円から完全無制限の1,390円までが示されています。
まとめ:東横INNのWi-Fiは全室無料、ケーブルだけは自分で持つ
最後に要点を整理します。
- 東横INNのWi-Fiはロビーと全客室で無料。公式が明記している
- 公式の客室設備は「Wi-Fi・有線LAN インターネット回線はいずれも無料でご利用可能。」
- 公式ページの設備データを集計した結果(国内・営業中348ホテル/2026年10月19日時点)
- 客室Wi-Fi 348ホテル(100%)
- 客室の有線LAN 342ホテル(98.3%)/デスク 342ホテル(98.3%)
- LANケーブル貸出 147ホテル(42.2%)
- ロビーパソコン 76ホテル(21.8%)/カラープリンター 75ホテル(21.6%)/会議室 55ホテル(15.8%)
- 速度・SSID・パスワードの入手方法・暗号化方式・同時接続台数は公式に記載なし
- 一部店舗のロビーにWiFiBOX。24時間受取・返却、料金は1日300円〜1,390円
持ち物の結論はシンプルです。
LANケーブルを1本持っていく。
これだけで、東横INNの98.3%の部屋で有線に逃げられます。
出張の頻度が上がってきたなら、回線そのものを持ち歩くほうが早いです。
ポケットWiFiのおすすめで、縛りなしのものから比べてみてください。
同じビジネスホテルでも方針が違うので、アパホテルのWi-Fiと読み比べると選びやすくなります。
5チェーンをまとめて比べたい場合はホテルのWi-Fiをどうぞ。
この記事の情報は2026年10月19日時点の東横INN公式サイトおよびWiFiBOX公式サイトにもとづいています。
設備・料金は変更されることがあるため、利用前に東横INN公式サイトでご確認ください。




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