駅の構内で、ガラス張りの小さな箱を見かけたことがあると思います。
中でノートパソコンを開いている人がいて、「あれ、どうやって入るんだろう」と素通りする。
会議の時間が迫っているのに、結局またカフェの隅で小声で話す。
結論から言うと、テレキューブは2週間先まで予約でき、空いていればその場で即時利用もできる個室ブースです。
料金は公式表示で220〜330円/15分。
実際に全305拠点のページを調べたところ、平日は330円が298拠点、土日祝日は220円が236拠点でした。
土日祝のほうが110円安いのが、このサービスの特徴です。
この記事では、予約から入室・退室までの流れ、拠点ごとに違う料金、そして公式が「LTE回線のベストエフォート」と明記しているWi-Fiの話をまとめます。
読み終えるころには、いま予約していいのか、会議に使っていいのかが判断できます。
この記事の情報は2026年10月20日時点で、テレキューブ公式サイトを確認したものです。
料金・設備は拠点ごとに異なり、変更されることがあるため、予約前に公式の拠点ページでご確認ください。
テレキューブの予約と料金の結論
先に全体像をまとめます。
予約
会員登録は無料
料金(自前集計)
305拠点を全件確認
設備(自前集計)
305拠点を全件確認
拠点
305拠点/707台
※2026年10月20日時点。テレキューブ公式サイトのサイトマップに載る拠点ページ305件をすべて開いて集計しました。「記載なし」は設備が存在しないという意味ではなく、公式ページに書かれていないという意味です。
押さえておきたいのは3点です。
ひとつめ。
予約できるのは2週間先までで、キャンセルは利用開始の1時間前までです。
1時間を切ると、使わなくても課金されます。
ふたつめ。
料金は拠点ごとに違い、しかも平日と土日祝で変わります。
数えた限り、平日330円・土日祝220円が標準でした。
みっつめ。
公式はWi-Fiについて「LTE回線を利用したベストエフォート」と書いています。
そのうえで「大事な会議や面接では代替の通信手段を用意してほしい」と案内しています。
ここは後半で詳しく扱います。
テレキューブの予約から入室・退室までの流れ
まず、使い方そのものです。
テレキューブの予約は2週間先までできる
公式のよくある質問では「どのくらい先まで予約できますか?」に対して「2週間先までのご予約が可能です。」と回答しています。
会員登録は無料で、登録にはクレジットカードまたはデビットカードが必要です。
対応ブランドはVisa・Mastercard・JCB・Diners・AMEX・DISCOVERに加え、ブランドデビットとブランドプリペイドと案内されています。
予約の流れは、スペース検索 → ログイン → 予約確定の3ステップです。
決済のタイミングは、予約利用なら利用開始1時間前、即時利用なら利用時です。
テレキューブ公式のご利用料金。個人会員・法人会員とも220〜330円/15分の従量課金で、決済とキャンセルの条件が並ぶ(2026年10月20日確認)
なお、予約アプリはありません。
公式は「現状、アプリのご提供はございません」として、スマートフォンのホーム画面に予約ページのショートカットを作る方法を案内しています。
テレキューブは予約時間にならないと入室できない
入室は、予約詳細の解錠方法欄にある「入室する」ボタンで行います。
予約時間になるまで入室はできません。
ただし例外があります。
テレキューブ公式のよくある質問。予約時間になり次第入室でき、直前の利用者の終了後5分間の換気時間が経過していれば予約開始5分前から入室できると案内されている(2026年10月20日確認)
公式FAQには「直前の利用者の利用終了後5分間の換気時間が経過している場合は、予約開始時刻の5分前からの入室が可能です」と書かれています。
即時利用の場合は、空室なら開始時刻前でも入れます。
ちなみにQRコードによる入室はサポートが終了しています。
古い解説記事にはQRコードで開けると書かれていることがありますが、いまはアプリ内のボタンです。
テレキューブの退室に操作は要らない(早く出ても返金はない)
退室は、ドアの鍵を回して開けて出るだけです。
スマートフォンでの操作は不要と明記されています。
ここで損をしやすいのが時間の扱いです。
予約した時間より早く出ても、未利用分の返金はありません。
公式も「未利用分について返金は出来ません」と書いています。
忘れ物をしたときは、予約時間終了後5分間は再入室できます。
それ以降はコールセンター(受付時間7:00〜21:00)に電話することになります。
テレキューブのキャンセルは利用開始1時間前まで
キャンセルは、マイページの予約詳細から行います。
期限は利用開始時刻の1時間前です。
テレキューブ公式のよくある質問。キャンセルは利用開始時刻の1時間前まで可能で、1時間前を過ぎると予約が確定し課金されると案内されている(2026年10月20日確認)
💬 正直に言うと、ここがいちばん事故りやすいところです。
1時間前を過ぎると予約が確定して課金されます。
打ち合わせが流れそうなら、1時間前までに判断する。
これだけ覚えておけば、無駄な330円は出ていきません。
また、同時に複数の予約は入れられません。
予約が残っている状態で別のブースを取りたい場合は、先の予約をキャンセル(または利用取消)する必要があります。
テレキューブの料金は拠点ごとに違う(平日330円・土日祝220円)
公式の料金表示は「220〜330円/15分」です。
幅があるのは、拠点ごとに単価が違うからです。
テレキューブの料金を305拠点すべてで数えた
公式サイトのサイトマップに載っている拠点ページ305件を全部開いて、表示されている料金を集計しました(2026年10月20日時点)。
平日の料金は、こうなりました。
- 330円:298拠点(97.7%)
- 275円:3拠点
- 220円:2拠点
- 110円:1拠点(慶應義塾大学)
- 660円:1拠点(中部国際空港セントレアの4名用グループブース)
土日祝日の料金は、こうです。
- 220円:236拠点
- 330円:5拠点
- 表示なし:61拠点
表示なしの61拠点は、すべて営業時間が「平日(月〜金)」でした。
つまり土日は開いていないので、土日祝の料金が出ていないということです。
テレキューブは土日祝のほうが110円安い
拠点ページでは、平日と土日祝日の料金が並べて表示されます。
テレキューブ横浜駅の拠点ページ。料金は平日330円・土日祝日220円、設置数6、最小予約単位15分、設備にWiFi・エアコン・スマホスタンド・電源が並ぶ(2026年10月20日確認) 出典: 横浜駅|テレキューブサービス
1時間あたりで比べると差がはっきりします。
- 平日:330円×4枠=1,320円
- 土日祝:220円×4枠=880円
1時間で440円の差です。
平日に混む駅ナカのブースが、土日は空いていて安い。
土日に資格の勉強や副業の作業をする人には、相性のいい価格設定です。
テレキューブの法人会員は毎月3,300円の事務手数料がかかる
法人会員の単価は個人と同じ220〜330円/15分ですが、注記が付いています。
※事務手数料3,300円(税込)はご利用の有無にかかわらず毎月発生。従量料金3,300円未満のご利用の月は事務手数料のみをいただきます。
契約は3か月単位、ID数に制限なし、月末締め翌月末払いの請求と案内されています。
個人会員は月額料金がかからない(公式は「ご利用時にお支払いいただく料金以外、手数料や月額料は一切かかりません」と明記)ので、使う頻度が少ないなら個人会員のほうが身軽です。
テレキューブのWiFiは「LTE回線のベストエフォート」と公式が書いている
ここが、外で仕事をする人にとって重要な部分です。
テレキューブのWiFiは全拠点で使える(SSIDは入室後に表示)
公式のよくある質問に、はっきり書かれています。
テレキューブ公式のよくある質問。WiFiは全拠点で利用でき、SSIDとパスワードは入室後に予約詳細のWiFi欄で確認すると案内されている(2026年10月20日確認)
要点は次のとおりです。
- Wi-Fiは全拠点で利用できる
- SSIDとパスワードは入室後に、予約詳細の「WiFi」欄で確認する
- 入室前にWi-Fiだけ先につなぐことはできない
ひとつ補足しておきます。
公式の「ご利用方法」ページでは、同じ話が「WiFi が利用可能なブースでは、WiFiのSSID/パスワードは…」という条件付きの書き方になっています。
よくある質問は「全拠点」、ご利用方法は「利用可能なブースでは」。
私が305拠点の設備欄を数えた結果は、WiFiの記載があるのが304拠点、残り1拠点(慶應義塾大学)は設備欄そのものが空でした。
現時点では、ほぼすべての拠点にあると考えてよさそうです。
テレキューブ公式が「代替の通信手段を用意してほしい」と書いている
そして、同じ回答の後半にこうあります。
テレキューブのWiFiはLTE回線を利用したベストエフォートでの提供となります。
時間帯によっては十分な速度が出なくなる可能性もあるため、大事な会議や面接でご利用の際には、代替の通信手段をご用意いただくようお願いいたします。
ここまで書いているサービスは多くありません。
固定回線ではなくLTE回線であること、速度を保証しないこと、そして大事な場面では自前の通信を持ってきてほしいこと。
この3つを、事業者自身が公開しています。
同じ注意書きは、拠点ページの「ご利用上の注意」にも載っています。
305拠点のページを機械的に確認したところ、299拠点(98.0%)に同じ文言がありました(2026年10月20日時点)。
残り6拠点は、2026年9月にオープンしたばかりの拠点が中心で、注意書きの掲載が追いついていないものと考えられます。
なお、通信速度の数値、同時接続台数、暗号化方式は公式に記載がありません。
テレキューブで会議をするなら回線は自分で用意する
対策は単純です。
ブースには静けさと電源を期待し、通信は自分で持ち込む。
- 月に数回の会議なら、スマホのテザリングで足ります
- 毎週のように外で会議や面接をするなら、ポケットWiFiを1台持つほうが安定します
- 動画会議が長く続くなら無制限のポケットWiFiも検討対象です
ブース内は個室なので、カフェと違って声は漏れにくいです。
だからこそ、残るリスクが通信だけになります。
そこを潰せば、ブースは「会議に使える場所」になります。
公共のWi-Fi全般のリスクはフリーWi-Fiの危険性でまとめています。
テレキューブの設備を305拠点すべてで数えた
拠点ページには設備欄があります。
全件を集計すると、揃っているものとそうでないものがはっきり分かれました。
テレキューブの電源とスマホスタンドはほぼ全拠点にある
内訳はこうです。
- WiFi:304拠点
- 電源(コンセント/USB):303拠点
- スマホスタンド:269拠点(88.2%)
電源はコンセントとUSBの両方が案内されています。
スマホスタンドがあるのは、オンライン会議でスマホを立てて使う前提の設計だからでしょう。
ノートPCの電源アダプタは必要ですが、モバイルバッテリーを持ち込む必要はほぼありません。
テレキューブのエアコンは42拠点にしかない
意外だったのがここです。
- エアコンの記載:42拠点(13.8%)
9割近い拠点には、エアコンの記載がありません。
公式は感染症対策の説明で「24時間連続稼働している換気ファンにより密室を回避」としており、換気ファンはあるがエアコンは別という整理です。
夏場の駅構内や、西日が入る商業施設では、体感がかなり変わります。
長時間こもる予定なら、エアコンの記載がある拠点を選ぶほうが無難です。
なお、エアコンの操作方法は機種によって違い、公式FAQに機種別の注意が載っています。
テレキューブのモニター付きブースは10拠点だけ
数が少ない設備も書いておきます。
- モニター(HDMI):10拠点
- WEB会議照明:10拠点
- デスクライト・メモ帳:各1拠点
外部モニターが使えるブースは、全体の3%ほどです。
画面を広げて作業したいなら、ブース頼みにはできません。
ブース内の広さや寸法は公式に記載がありません。
スーツケースを持ったまま入れるかどうかは、現地のフロア図と写真で判断することになります。
テレキューブの拠点は駅・空港・オフィスに707台ある
最後に、どこにあるかです。
テレキューブは1拠点2台が最も多い
305拠点の設置数を合計すると、707台でした。
- 2台:162拠点(最多)
- 1台:78拠点
- 3台:28拠点
- 最大は13台(羽田空港第1ターミナル、新千歳空港)
1台か2台の拠点が合わせて240拠点で、全体の8割近くです。
その駅に行けば必ず空いている、という規模ではありません。
予約してから向かうのが基本です。
テレキューブは空港に31拠点ある
拠点名に「空港」が入るものを数えると31拠点ありました。
羽田・成田・新千歳・福岡・那覇・仙台・広島・高松・函館・旭川・富士山静岡・鹿児島・大分・宮崎・新潟・岡山・米子・徳島・高知・女満別・釧路・帯広・県営名古屋など、地方空港にも広く入っています。
保安エリア内(搭乗待合室側)と一般エリアの両方にある空港もあります。
搭乗前の空き時間に会議を1本入れる、という使い方ができます。
羽田空港にある3社のブースは羽田空港の個室ブースで比べました。
空港のWi-Fi事情は羽田空港のWi-Fiでも整理しています。
テレキューブには平日しか開いていない拠点が84ある
営業時間を分類すると、こうなりました。
- 毎日営業:197拠点
- 平日(月〜金)のみ:84拠点
- そのほかの表記:24拠点
平日のみの拠点は、オフィスビルの共用部に置かれたものが中心です。
土日に使うなら、駅や空港の拠点を選ぶのが確実です。
営業時間で多いのは「毎日7:00〜21:00」(55拠点)、「毎日7:00〜22:00」(45拠点)、「毎日8:00〜21:00」(31拠点)でした。
テレキューブの拠点は毎月増えたり減ったりする
公式のお知らせには、月ごとの新規オープンと閉店が掲載されています。
2026年9月は、9拠点が新規オープン、1拠点(西武鉄道 新所沢駅)が閉店でした。
また、2026年9月20日11:00に予約システムが全面リニューアルされています。
AIに話しかけるように条件を伝えて空きを探す「AI自然言語検索」などが追加されました。
古い解説記事の画面と違っていても、サービス自体は続いています。
テレキューブのよくある質問
残りやすい疑問をまとめます。
テレキューブは予約なしで使えますか
使えます。
公式は「即時利用」という方法を案内していて、空いているブースをその場で選んで利用開始できます。
ただし会員登録とクレジットカードの登録は必要です。
テレキューブは1人用を2人で使えますか
原則できません。
公式FAQは「原則、1人のみでのご利用をお願いいたします」としています。
例外は小学生以下のお子様との同伴で、こちらは可能と明記されています。
テレキューブの中で飲食はできますか
食事・飲酒・喫煙は禁止です。
ノンアルコールの飲み物だけが認められています。
コーヒーを持ち込んで作業するのは問題ありません。
テレキューブは会員登録に月額がかかりますか
個人会員はかかりません。
公式は「会員登録は無料です。ご利用時にお支払いいただく料金以外、手数料や月額料は一切かかりません。」と書いています。
法人会員は、毎月3,300円(税込)の事務手数料が発生します。
テレキューブとCocoDeskはどちらが安いですか
15分あたりの料金で比べると、こうなります。
- テレキューブ:平日330円/土日祝220円(集計した305拠点の最頻値)
- CocoDesk:440円(2026年10月1日のご利用分から)
- STATION BOOTH:330円(1人用)
数字だけならテレキューブが安く、土日はさらに差が開きます。
ただし設置場所がまったく違います。
CocoDeskは東京メトロ・都営地下鉄の駅とオフィスビル、テレキューブは駅・空港・商業施設が中心です。
自分の移動ルートにあるかどうかで選ぶほうが現実的です。
まとめ:テレキューブは土日が安い、通信だけは自前で持つ
要点を整理します。
- 予約は2週間先まで。15分単位で、空いていれば即時利用もできる
- キャンセルは利用開始1時間前まで。過ぎると使わなくても課金される
- 早く退出しても未利用分の返金はない
- 公式の拠点ページ305件を全件集計した結果(2026年10月20日時点)
- 平日料金は330円が298拠点、土日祝日は220円が236拠点(1時間あたり440円の差)
- 土日祝の料金表示がない61拠点は、すべて平日のみ営業
- 設備はWiFi 304/電源303/スマホスタンド269/エアコン42/モニター10
- 拠点合計707台。1拠点2台が最多で、空港が31拠点
- 公式はWi-Fiを「LTE回線を利用したベストエフォート」と明記し、大事な会議や面接では代替の通信手段を用意するよう案内している
結論はシンプルです。
静けさと電源はテレキューブに任せ、通信は自分で持っていく。
公式がそう書いているのだから、素直に従うのが早いです。
ほかの個室ブースと比べたいならCocoDeskとステーションワーク、料金の仕組みを細かく見るならステーションブースとはが参考になります。
空港で使うなら羽田空港の個室ブース、カフェも含めて探すなら作業できる場所とカフェのWi-Fiをどうぞ。
この記事の情報は2026年10月20日時点のテレキューブ公式サイトにもとづいています。
料金・設備・営業時間は拠点ごとに異なり変更されることがあるため、予約前にテレキューブ公式サイトでご確認ください。





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