auでテザリングをオンにしようとして、設定画面を開いたのに項目が見当たらない。
あるいはオンにしても、つながらない。
その原因は端末でも電波でもなく、申し込みをしていないからかもしれません。
結論から書きます。
auのテザリングは月額無料ですが、主要キャリアで唯一「お申し込みが必要」です。
しかも申し込めばすぐ使えるとは限りません。
公式は「20時以降にお申し込みの場合、翌朝9時以降にご利用可能となります」と書いています。
もうひとつ、見落とされている点があります。
「使い放題」のプランでも、テザリングで使える量には上限があります。
現行の主力であるauバリューリンクプランや使い放題MAX+の上限は、合計60GBです。
この記事では、auのテザリングの料金が無料になる条件と550円になる旧プラン、申し込みから使えるまでの時間、使い放題プランごとのテザリング上限、そして速度制限の中身を、au公式ページだけを根拠にまとめます。
読み終えるころには、自分のプランでテザリングが何GBまで使えるのかが分かり、今日中に使い始められるかどうかも判断できる状態になります。
情報は2026年10月14日時点の公式ページにもとづいています。
auのテザリングの結論:料金は無料、ただし申し込みと上限がある
先に全体像を置きます。
auのテザリングでつまずく場所は、料金ではありません。
申し込みが要ることと、使い放題でも上限があることの2つです。
テザリングオプション
共通
現行の主力プラン
上限60GB
上位パック/旧プラン
上限は2GB〜100GB
※金額はすべて税込です。テザリング上限はプランごとに細かく分かれており、ここに挙げたのは代表例です。ご自身のプラン名での上限は必ず公式の一覧でご確認ください。2026年10月14日時点でau公式に掲載されている内容にもとづきます。
auのテザリングの料金は無料だが申し込みが必要
まず、料金と申し込みの条件を公式で確認します。
月額利用料は無料、お申し込みは「必要」と明記されている
au公式のテザリングオプションのページに、条件が表で置かれています。
au公式テザリングオプションの料金表。月額利用料は無料だが、お申し込みの欄は「必要」と記載されている 出典: テザリングオプション|au
月額利用料 無料
※一部有料のプランがあります。
お申し込み 必要
対応機種 スマートフォン、ケータイ、タブレット、iPhone、iPad
ここが他社と決定的に違う部分です。
公式も本文で「auではテザリングオプションにお申し込みいただくことでご利用いただけます」と書いています。
ahamoのテザリング、UQモバイルのテザリング、ワイモバイルのテザリング、povoのテザリング、LINEMOのテザリングは、いずれも申し込みが不要です。
同じKDDI系でも、povoとUQは申込不要で、auだけ申し込みが要ります。
設定アプリでインターネット共有をオンにしてもつながらない人は、まずここを疑うのが近道です。
申し込みはMy auからできます。
申し込みは20時を過ぎると翌朝まで反映されない
見落とされやすいのが、申し込んでから使えるようになるまでの時間です。
au公式テザリングオプションのサービス内容。Web申し込み後5分程度で利用可能、20時以降の申し込みは翌朝9時以降になると記載されている 出典: テザリングオプション|au
Webでお申し込みの場合、お申し込み後5分程度でご利用いただけます。(20時以降にお申し込みの場合、翌朝9時以降にご利用可能となります)
昼間なら5分です。
ただし20時を過ぎると、その日のうちには使えません。
💬 正直に言うと、この一行がいちばん実害に近い情報です。夜にカフェやコワーキングでノートパソコンを開き、「Wi-Fiが遅いからテザリングに切り替えよう」と思った時点で申し込んでも、20時を過ぎていればその日は使えません。翌朝9時以降です。外での作業にテザリングを当てにするなら、必要になる前の昼間に申し込んでおく必要があります。
もうひとつ、iPhoneユーザー向けの注意が公式に書かれています。
iPhoneでテザリングをご利用いただくには再起動が必要になります。オプション加入後に必ず行ってください。
申し込んだのに使えない、という場合はここも確認してください。
なお、事前にテザリングオプションに加入していれば海外でも使えます。
ただし公式は「お申し込みは国内でのみ可能」と書いているので、渡航前に済ませておく必要があります。
月額550円になる旧プランが14件ある
「無料」には例外があります。
公式が有料になるプランを列挙しています。
au公式のテザリングオプションで月額550円になる料金プランの一覧。auフラットプランやauピタットプランなど14件が並んでいる 出典: テザリングオプション|au
月額550円になるのは、公式の表記で次のプランです。
- auフラットプラン20N/25 NetflixパックN
- auフラットプラン20/25 Netflixパック/30
- auフラットプラン5(学割専用)
- auピタットプラン
- データ定額20/30
- U18データ定額20
- タブレットプラン20
- LTEプラン*
- LTEダブル定額 for Tab/Tab(i)*
- LTEフラット for Tab/Tab(i)/Tab(L)*
- LTEフラット for Tab ds/Tab(i)ds/Tab ds(L)*
- タブレットプラン ds*
- タブレットプランcp(2GB・3年契約)*
- タブレットデータシェアプラン*
いずれも新しいプランではありません。
長くプランを変えずに使っている人ほど、ここに当たる可能性があります。
*が付いたプランには、公式が小さな見返りを用意しています。
*がついたプランは月間データ容量を500MBプラスいたします。
550円を払う代わりに、月間データ容量が500MB増えるという扱いです。
また、課金の仕方にも注意書きがあります。
「テザリングオプション」の月額利用料は日割計算されません。
月の途中で申し込んでも、その月は満額かかるということです。
無料のプランに乗っている人には関係ありませんが、550円側の人が月末に試しに申し込むと、数日の利用でも1か月分が請求されます。
対象外になるケースも明記されています。
「U12バリュープラン」、対応機種以外の料金プランはテザリングオプションの対象外です。
auのテザリングは何ギガまで使えるのか
ここが、auのテザリングでいちばん誤解されている部分です。
「使い放題MAX」や「auバリューリンクプラン」を契約していれば無制限に使える、と思っている人が多いのですが、公式の説明は違います。
使い放題のプランでもテザリングには上限がある
公式は注意事項ではっきり書いています。
au公式テザリングの通信速度制限の記載。使い放題のプランであってもテザリング・データシェアの利用にはデータ容量の上限があると明記されている 出典: テザリングオプション|au
「auバリューリンクプラン」など、月間データ容量が使い放題のプランであっても、テザリング、データシェアのご利用にはデータ容量の上限があります。データ容量上限はプランにより異なります。
スマホ本体で動画を見るぶんには使い放題です。
ですが、テザリングでノートパソコンにつないだぶんは、別に数えられて上限に当たります。
速度制限の中身も同じ注意事項に書かれています。
当月ご利用の通信量が合計で月間データ容量を超えた場合、当月末までの通信速度が送受信最大128kbpsとなります(通信速度の制限は、翌月1日に順次解除されます)。
128kbpsは、ノートパソコンでの作業にはほぼ使えない速度です。
しかも当月末まで続きます。
解除したい場合は、データチャージでデータ容量を購入するか、エクストラオプションを申し込めば制限なく使えると公式は案内しています。
プラン別のテザリング上限は2GBから100GBまで開いている
上限の具体的な数字は、公式ページ内の一覧にまとまっています。
au公式のテザリング・データシェア利用時のデータ容量上限の一覧表。ALL STARパック系は合計100GBと記載されている 出典: テザリングオプション|au
公式の一覧を要約すると、次のようになります。
- 合計100GB:auバリューリンクプラン ALL STARパック、使い放題MAX+ 5G ALL STARパック など
- 合計80GB:auバリューリンクプランのDAZN/ドラマ・バラエティ/Netflix/with Amazonプライム各パック、使い放題MAX+ 5G/4G の各パック など
- 合計70GB:使い放題MAX 5G/4G ドラマ・バラエティパック など(新規受付終了済)
- 合計60GB:auバリューリンクプラン、使い放題MAX+ 5G/4G、auマネ活プラン+ 5G/4G など
- 合計30GB:使い放題MAX 5G/4G、auマネ活プラン 5G/4G、データMAX 5G/4G LTE など(新規受付終了済)
- 合計20GB:auデータMAXプラン(新規受付終了済)
- 合計2GB:auデータMAXプラン Netflixパック(新規受付終了済)
注目したいのは、いま新規で契約できる主力のauバリューリンクプランと使い放題MAX+が合計60GBだという点です。
そして、ひとつ前の世代である使い放題MAX 5G/4Gは合計30GBです。
プラン名が似ているのに上限が倍違います。
いちばん厳しいのは、auデータMAXプラン Netflixパックの合計2GBです。
名前に「MAX」と付いていても、テザリングは2GBで止まります。
💬 正直に言うと、この表を自分のプラン名で引けている人はほとんどいないと思います。プラン名が「使い放題MAX+ 5G」なのか「使い放題MAX 5G」なのか、末尾に「+」が付くかどうかで上限が60GBと30GBに割れます。My auで契約中のプラン名を正確に確認してから、上の一覧に当てはめてください。カフェでノートパソコンを常時つなぐ使い方だと、30GBは意外と早く見えてきます。
なお、同時に接続できる台数の上限については、テザリングオプションのページに記載がありませんでした。
auのテザリングを外での作業回線にしていいのか
ここまでが公式情報です。
最後に、カフェや出先で作業する人の視点で整理します。
月60GB以内で、昼間に申し込める人には向く
auのテザリングは、無料で使えるプランが大半です。
上限も現行プランなら60GBあり、週に数回カフェでノートパソコンを開く程度なら十分に足ります。
条件は2つです。
ひとつは、必要になる前の昼間に申し込みを済ませておくこと。
もうひとつは、自分のプランの上限を把握しておくことです。
逆に向かないのは、旧プランのまま使っている人です。
使い放題MAX 5G/4Gなら30GB、auデータMAXプラン Netflixパックなら2GBで止まります。
さらに、テザリング中はスマホのバッテリーが削れます。
外で長時間作業する日は、スマホが先に力尽きる問題も出てきます。
毎日の外作業なら回線を分けたほうが読みやすい
毎日のように外で作業するなら、スマホの容量とテザリングを同じ枠で奪い合う構成そのものを見直す選択肢があります。
モバイル回線を1本独立させれば、上限の表を読む必要がなくなります。
スマホの容量もバッテリーも減りません。
申し込みから使えるまでの時間を気にする必要もありません。
店のフリーWi-Fiに毎回つなぎ直す手間も消えます。
フリーWi-Fiの安全面が気になる人には、フリーWi-Fiの危険性と外作業で守るべきことも参考になります。
回線の選び方はポケットWiFiのおすすめと選び方で比較しています。
容量を気にせず使いたいならポケットWiFiの無制限プランも合わせてご覧ください。
まとめ:auのテザリング料金は無料、つまずくのは申し込みと上限
最後に要点を整理します。
- テザリングオプションの月額利用料は無料。ただし旧プラン14件は月額550円
- auは主要キャリアで唯一「お申し込みが必要」。My auから申し込む
- Web申し込みで約5分、20時以降は翌朝9時以降にならないと使えない
- iPhoneはオプション加入後に再起動が必要
- 550円のプランは日割計算されない。*付きは月間データ容量が500MB増える
- 使い放題のプランでもテザリングには上限がある(現行の主力は合計60GB、旧使い放題MAXは合計30GB、auデータMAXプラン Netflixパックは合計2GB)
- 上限を超えると当月末まで最大128kbps、翌月1日に順次解除
料金で損をする人は多くありません。
つまずくのは、申し込みを忘れていることと、上限を把握していないことです。
他社と比べたい場合は、ahamoのテザリング、UQモバイルのテザリング、ワイモバイルのテザリング、povoのテザリング、LINEMOのテザリングもあわせてご覧ください。
テザリングの容量を気にせず使いたい人は、楽天モバイルのテザリングという選択肢もあります。
カフェ側のWi-Fi事情はカフェのWi-Fi事情まとめにまとめています。
※本記事は2026年10月14日時点でau公式サイトに掲載されている内容にもとづいています。料金・プラン・提供条件は変更される場合がありますので、申し込み前に必ず公式ページでご確認ください。





コメント