ノートPCを持ってエクセルシオールに入ったのに、コンセントが見当たらなくて席を立った経験はないでしょうか。
私は同じことを何度かやって、結局「入る前に調べればよかった」と毎回思っています。
結論から言うと、エクセルシオールカフェでコンセントが使えるのは全125店のうち105店です。
割合にすると84.0%で、これは同じドトールコーヒーが運営するドトール本体の47.2%と比べて倍近い数字です。
Wi-Fiがあるのは110店(88.0%)、両方そろうのは94店でした。
この記事では、エクセルシオールのWi-Fiと電源の実態を、公式店舗データ125店の全件集計で整理します。
公式のWi-Fi案内が和文と英文で食い違っている点や、公式の「全席禁煙」で絞り込むと候補が6分の1に減ってしまう理由もあわせて書きました。
読み終えるころには、行く前にどこを見ればいいかが分かります。
エクセルシオールのWi-Fiは110店、電源は105店(全125店)
まず数字から出します。
ドトールコーヒー公式の店舗検索でエクセルシオール カフェに絞り込むと、店舗数は125店です。
この125店について、公式が公開している施設・設備のフラグを全件集計した結果が次のとおりです。
通信・電源(全125店)
全件集計
喫煙環境(全125店)
フラグと実席数が別物
他チェーンとの電源比較
各チェーン公式の全件集計
※2026年9月28日に、ドトールコーヒー公式店舗検索のエクセルシオール カフェ全125店の店舗詳細ページを取得して集計しました。公式の絞り込み検索の件数(125/110/105/23)と一致することを確認しています。ドトール・上島珈琲店の数値は各チェーンの公式店舗データを同じ方法で集計したものです。設備の登録は変更される場合があります。
公式の絞り込み検索でも同じ数字が出ます。
ドトール公式店舗検索でエクセルシオール カフェに「FREE Wi-Fi」を指定した結果。110件と表示される
エクセルシオールで電源が使えるのは105店(84.0%)
コンセントのフラグがある店は105店です。
同じ検索で「コンセント」を指定した結果。105件と表示される
ここで注意したいのは、このフラグは「電源席がある」という意味であって、「全席で使える」という意味ではないことです。
電源席が何席あるのか、どの位置にあるのかは公式に記載がありません。
混んでいる時間帯に行って空いていない、ということは普通に起こります。
Wi-Fiと電源を両方指定すると121件になる理由
ここは間違えやすいところなので、先に書いておきます。
公式の絞り込みで「FREE Wi-Fi」と「コンセント」の両方にチェックを入れると、121件と表示されます。
「FREE Wi-Fi」と「コンセント」の両方を指定した結果。110でも105でもなく121件と表示される
110店と105店を重ねた結果が、どちらよりも多い121店になっています。
つまりこの検索はAND(両方ある店)ではなくOR(どちらかがある店)で動いています。
「両方そろう店」を知りたくてチェックを2つ入れると、逆に条件がゆるくなるということです。
計算すると110+105−121で94店。
実際に125店を1店ずつ見ても、両方そろう店は94店で一致しました。
なお、上島珈琲店の公式店舗検索はこれと逆でAND条件でした。
チェーンごとに挙動が違うので、件数が増えたら疑ったほうがいいと思います。
エクセルシオールのWi-FiはドトールのFREE Wi-Fiと同じ
エクセルシオールの公式サイトには、Wi-Fiの案内ページがあります。
ただしその見出しは「エクセルシオールのWi-Fi」ではありません。
SSIDは「DOUTOR_FREE_Wi-Fi」
公式ページの見出しは「DOUTOR FREE Wi-Fi ご利用方法」で、案内されているSSIDは DOUTOR_FREE_Wi-Fi です。
エクセルシオールカフェ公式サイトのWi-Fi案内ページ。見出しは「DOUTOR FREE Wi-Fi ご利用方法」で、ステッカーのSSIDは DOUTOR_FREE_Wi-Fi
つまりエクセルシオール専用のWi-Fiがあるわけではなく、ドトールと同じネットワークを使います。
接続の手順もドトールと同じで、設定画面でSSIDを選び、利用規約に同意するだけです。
メールアドレスの登録やSNS認証は必要ありません。
ドトールの店舗事情はドトールのWi-Fiと電源がある店舗の調べ方にまとめています。
利用時間は60分だが、和文と英文で書いてあることが違う
公式ページに載っている案内画像には、利用時間の注記があります。
ところが同じ画像のなかで、日本語と英語の説明が一致していません。
公式の接続手順画像。日本語の注記は「60分間利用可能。60分経過後は再認証で接続可能」だが、英語は「60min three times per day available.(1日3回まで)」と書かれている
- 日本語:「※60分間利用可能。60分経過後は再認証で接続可能となります。」
- 英語:「You can use the Internet!60min three times per day available.」
日本語のほうは1回60分で、切れても再認証すれば繋ぎ直せる、と読めます。
1日の回数制限には触れていません。
一方の英語は、1日3回までと明記しています。
どちらが現行の条件なのかは、公式サイトの記載からは判別できませんでした。
そのためこの記事では両方を併記しています。
実務的には「1回60分で切れる」「長時間の作業なら切れる前提で考える」と思っておけば足ります。
💬 正直に言うと、60分で切れること自体より、切れるタイミングが読めないことのほうが作業には響きます。
再認証を挟むだけとはいえ、オンライン会議や大きいファイルのアップロードの途中で落ちると面倒です。
エクセルシオールで「全席禁煙」で絞り込むと候補が6分の1になる
ここがこの記事でいちばん伝えたい部分です。
公式の絞り込みには「全席禁煙」という項目があります。
これにチェックを入れると、23件しか出てきません。
「全席禁煙」を指定した結果。125店中23件しか表示されない
125店のうち23店。
これだけ見ると「エクセルシオールは喫煙できる店が多いチェーン」に見えます。
実際に喫煙席が0席の店は83店ある
ところが、125店の店舗詳細に載っている総喫煙席数を1店ずつ数えると、話が変わります。
喫煙席が0席の店は83店(66.4%)ありました。
「全席禁煙」フラグの23店の、3倍以上です。
差の60店は何かというと、喫煙ブースがあるので「完全分煙」に分類されている店です。
ドトールグループの喫煙ブースは飲食不可なので、席としてはカウントされません。
結果として「座れる席はすべて禁煙席なのに、全席禁煙フラグは付かない」という店が大量に発生しています。
実例を見たほうが早いと思います。
エクセルシオール カフェ アルカキット錦糸町店の公式店舗ページ。総席数121・総禁煙席数121・総喫煙席数0だが、施設・設備は「完全分煙」で「全席禁煙」ではない
アルカキット錦糸町店は121席すべてが禁煙席で、喫煙席は0席です。
営業は平日・土日祝とも7:00〜23:00で、Wi-Fiもコンセントもあります。
それでも「全席禁煙」では検索に出てきません。
条件のそろう店は10店ではなく60店
この差は、店選びにそのまま効いてきます。
- 「全席禁煙」フラグ+Wi-Fi+電源で絞る → 10店
- 喫煙席0席+Wi-Fi+電源で数える → 60店
6倍違います。
公式の絞り込みだけを信じると、条件を満たす店の6分の5を見逃すことになります。
喫煙席0席でWi-Fiと電源がそろう店のうち、席数が多いものを挙げておきます。
| 店舗 | 総席数 | 喫煙席 | 平日営業時間 |
|---|---|---|---|
| 自由が丘マリクレール通り店 | 138席 | 0席 | 07:00-22:00 |
| 千駄ヶ谷駅前店 | 122席 | 0席 | 07:00-22:00 |
| アルカキット錦糸町店 | 121席 | 0席 | 07:00-23:00 |
| 北心斎橋店 | 120席 | 0席 | 07:00-22:00 |
| 渋谷マークシティ店 | 118席 | 0席 | 07:00-23:00 |
| 鎌倉東口店 | 118席 | 0席 | 06:45-21:00 |
| 天神渡辺通り4丁目店 | 116席 | 0席 | 07:00-22:00 |
| 大塚駅前店 | 114席 | 0席 | 07:00-22:00 |
※2026年9月28日時点の公式店舗ページの記載です。営業時間は変更される場合があるので、訪問前に公式でご確認ください。
実際の探し方としては、「全席禁煙」のチェックは使わず、エリアで絞ってから店舗ページの総喫煙席数を見るのが確実です。
手間はかかりますが、候補の数がまるで違います。
エクセルシオールでWi-Fiも電源も無いのは4店だけ
125店のうち、Wi-Fiもコンセントも無い店は4店でした。
| 店舗 | 立地 | 総席数 |
|---|---|---|
| 東京医療センター店 | 病院内 | 90席 |
| イトーヨーカドーららぽーと横浜店 | 商業施設内 | 51席 |
| 蓮田サービスエリア下り店 | 高速道路SA | 0席 |
| 大岡山駅前店 | 大学施設内(東工大蔵前会館) | 59席 |
蓮田サービスエリア下り店は総席数が0席なので、そもそも座る店ではありません。
残る3店も、病院・商業施設・大学施設と、いずれも「腰を据えて作業する場所」としては想定されていない立地です。
上島珈琲店を同じ方法で集計したときも、Wi-Fiも電源も無い8店は全店が病院内か高速道路SAでした。
通り過ぎる場所の店は設備が薄く、滞在する場所の店は厚いという傾向は、チェーンをまたいで共通しているようです。
エクセルシオールは東京に83店、地方は数が少ない
もうひとつ、知っておくと無駄足が減る点があります。
125店のうち83店(66.4%)が東京都内です。
神奈川11店、埼玉6店と続き、それ以外の道府県はほとんどが1〜4店しかありません。
| 都道府県 | 店舗数 | Wi-Fi | 電源 |
|---|---|---|---|
| 東京都 | 83店 | 72店 | 73店 |
| 神奈川県 | 11店 | 10店 | 8店 |
| 埼玉県 | 6店 | 5店 | 4店 |
| 兵庫県 | 4店 | 4店 | 4店 |
| 大阪府 | 4店 | 3店 | 4店 |
| 千葉県 | 4店 | 4店 | 4店 |
※上記以外に宮城・静岡・愛知が各2店、茨城・福島・京都・栃木・岐阜・福岡・新潟が各1店です(2026年9月28日時点)。
地方でエクセルシオールを当てにするのは現実的ではありません。
その場合は店舗数1,038店のドトールか、地域によってはコメダを候補にしたほうが早いです。
チェーン横断の考え方は作業できるカフェの選び方にまとめています。
毎回エクセルシオールのWi-Fiを探すより自分の回線を持つほうが早い
ここまで数字を並べてきましたが、正直に言うと、調べれば調べるほどWi-Fiを店に依存する前提そのものが面倒になってきます。
理由は3つあります。
1つめは、1回60分で切れることです。
再認証すれば繋ぎ直せますが、作業の途中で落ちるのは変わりません。
2つめは、Wi-Fiが無い15店を避けるために毎回調べる必要があることです。
店の前まで行ってから分かる、ということも起こります。
3つめは、セキュリティです。
総務省の「公衆Wi-Fi利用者向け簡易マニュアル」は、暗号化されていない公衆Wi-Fiについて「通信内容が周囲に見られても構わない場合に限って利用しましょう」としています。
仕事のファイルを開くなら、気にしないわけにはいきません。
このあたりはフリーWi-Fiの危険性と対策で詳しく書いています。
💬 正直に言うと、自分の回線を持ってしまうと店選びの条件が1つ減るのがいちばん大きいです。
電源だけ見ればよくなるので、候補は110店から一気に広がります。
「Wi-Fiがあるか」を毎回調べていた時間が、そのまま作業時間に戻ってきます。
エクセルシオールの場合、電源のある店は105店、Wi-Fiのある店は110店です。
通信を自前にすれば、探す条件は電源だけの105店になります。
外で使う回線の選び方はポケットWiFiの比較と選び方に、通信量の考え方はカフェで仕事をするときの通信・画面・声の3つのリスクにまとめています。
エクセルシオールで作業するときに気をつけたいマナー
設備がそろっている店ほど、同じことを考える人が集まります。
- 混雑時間帯の長居は避ける。昼の時間帯は食事の客が多く、席の回転を待っている人がいます。
- 席数に対して荷物を広げすぎない。4人掛けを1人で占有すると、店にも他の客にも負担になります。
- 追加注文を入れる。長く座るなら、1杯で粘らずに頼み直すのが自然です。
- 通話やオンライン会議は控える。エクセルシオールに通話可の公式ルールはありません。声を出す作業は、駅のワークブースなど別の場所のほうが向いています。
エクセルシオールは、そもそも落ち着いて過ごす前提の店です。
「作業してもいい店」ではなく「作業させてもらっている店」という感覚でいるほうが、結局は長く使えます。
作業場所の選択肢そのものを広げたい場合は外で仕事をする場所の選び方も参考になります。
エクセルシオールのWi-Fi・電源に関するよくある質問
エクセルシオールのWi-Fiは無料ですか
無料です。
SSID DOUTOR_FREE_Wi-Fi を選び、利用規約に同意するだけで接続できます。
メールアドレスの登録やSNS認証は不要です。
エクセルシオールのWi-Fiに時間制限はありますか
公式の案内画像には、日本語で「60分間利用可能。60分経過後は再認証で接続可能となります」と書かれています。
ただし同じ画像の英文には「1日3回まで(60min three times per day available)」とあり、記述が一致していません。
1回60分で切れる点は共通しているので、そこを前提に考えるのが安全です。
エクセルシオールに電源(コンセント)はありますか
全125店のうち105店(84.0%)に「コンセント」の登録があります。
ただし電源席の数や場所は公式に記載がないため、全席で使えるという意味ではありません。
エクセルシオールとドトールはどちらが作業に向いていますか
電源の比率ではエクセルシオールです。
コンセントのある店はエクセルシオール84.0%に対し、ドトールは47.2%でした。
Wi-Fiの比率は88.0%と84.2%でほぼ同じです。
ただしドトールは1,038店と数が多いので、「近くにある確率」ではドトールが上回ります。
エクセルシオールは125店中83店が東京なので、地方では選択肢になりにくいです。
エクセルシオールに全席禁煙の店はどれくらいありますか
公式の「全席禁煙」フラグが付いているのは23店(18.4%)です。
ただし総喫煙席数が0席の店は83店(66.4%)あります。
差の60店は喫煙ブース(飲食不可)があるため「完全分煙」に分類されている店で、座れる席はすべて禁煙席です。
タバコの煙を避けつつWi-Fiと電源がある店はどう探せばいいですか
「全席禁煙」のチェックは使わないでください。
それだけで絞ると10店しか残りません。
エリアで絞り込んでから、各店の店舗ページで総喫煙席数が0になっているかを見てください。
その条件でWi-Fiと電源もそろう店は60店あります。
Wi-Fiと電源の両方がある店を検索する方法はありますか
公式の絞り込みではできません。
「FREE Wi-Fi」と「コンセント」の両方にチェックを入れると121件になりますが、これはOR条件(どちらかがある店)です。
両方そろう店は94店で、これを直接絞り込む方法は公式には用意されていません。
まとめ:エクセルシオールは電源が強く、公式の絞り込みが弱い
2026年9月28日に公式データを全件集計した結論を整理します。
- FREE Wi-Fiは125店中110店(88.0%)、コンセントは105店(84.0%)
- 両方そろうのは94店(75.2%)。公式の絞り込みはOR条件なので121件と出る
- 電源比率84.0%は、同じドトール運営のドトール本体47.2%の倍近い
- Wi-FiはドトールのFREE Wi-Fiと同じもので、SSIDは
DOUTOR_FREE_Wi-Fi、登録不要 - 利用時間は和文「60分・再認証可」/英文「1日3回まで」で記述が食い違う
- 公式の「全席禁煙」は23店だが、実際に喫煙席0席の店は83店。フラグで絞ると候補が6分の1になる
- Wi-Fiも電源も無いのは4店だけで、病院・SA・商業施設・大学施設
- 125店中83店が東京都内。地方では現実的な選択肢になりにくい
エクセルシオールは、電源を前提に作業場所を探す人にとっては当たりのチェーンです。
弱いのは公式の検索機能のほうで、素直に使うと良い店を取りこぼします。
そして通信を自前で持ってしまえば、見る条件は「電源があるか」と「喫煙席が0席か」の2つだけになります。
この2つは店舗ページを開けば必ず書いてあるので、判断が一気に速くなります。
チェーン別の電源事情は電源のあるカフェの探し方、店選び全体の考え方は作業できるカフェの選び方にまとめています。
同じドトール系の比較はドトールのWi-Fiと電源がある店舗の調べ方、電源比率の近い上島珈琲店のWi-Fiと電源もあわせてどうぞ。
店選びの条件からWi-Fiを外してしまいたい場合はポケットWiFiの比較と選び方が参考になります。
※本記事の数値は2026年9月28日に、ドトールコーヒー公式店舗検索のエクセルシオール カフェ全125店の店舗詳細を取得して集計したものです。店舗の設備登録・店舗数・営業時間は変更される場合があります。訪問前に公式サイトでご確認ください。








コメント