駅で見かける個室ブースを予約しようとして、検索結果に「BOOTH」「Light」「Air」「CHATBOX」が並んで戸惑ったことはないでしょうか。
値段が88円のものと330円のものが同じ一覧に出てくる。
安いほうを選んだら、中に電源がなかった——これは実際に起こります。
結論から言うと、ステーションブース(STATION BOOTH)はJR東日本グループの駅にある個室型シェアオフィスで、標準タイプは15分330円です。
そして安いタイプほど設備が削られています。
165円のLightはWi-Fiなし、88円のAirは電源もWi-Fiもありません(いずれも公式の明記)。
この記事では、ブースの種類ごとの料金と設備の違い、時間別の料金早見表、そして公式サイトの拠点ページ564件を数えて分かった内訳をまとめます。
読み終えるころには、検索結果に出てきたブースが「自分の用事に使えるか」を値段を見た瞬間に判断できます。
サービス全体の使い方や拠点数はステーションワークとはにまとめています。
この記事は料金とタイプの違いに絞ります。
この記事の情報は2026年10月20日時点で、STATION WORK公式サイトを確認したものです。
ステーションブースとは何か:5種類あるブースの結論
まず全体像です。
STATION BOOTH
標準・完全個室
STATION BOOTH Light
会員専用・予約制
STATION BOOTH Air
半個室・会員専用
PaO/CHATBOX
別会社が運営
※2026年10月20日時点。料金はSTATION WORK公式「拠点タイプ・ご利用料金」の記載(すべて税込・15分単位)。拠点数は公式サイトの拠点ページ564件を開いて数えた自前集計です。
ポイントは3つです。
ひとつめ。
「ステーションブース」と一口に言っても、中身が5種類あります。
ふたつめ。
料金差は設備差です。
88円のAirには電源もWi-Fiもありません。
みっつめ。
PaOとCHATBOXは運営会社が別で、公式も「検索カテゴリー上は『BOOTH』に含みます」と注記しています。
ステーションブースの料金早見表(15分330円から)
まず、いちばん使う標準タイプの料金です。
ステーションブースの基本料金は1人用330円
公式の記載はこうです。
STATION WORK公式の拠点タイプ案内。STATION BOOTHの基本料金は1人用330円・2人用385円・4人用495円(15分・税込)と記載されている(2026年10月20日確認)
時間ごとに積み上げると、こうなります。
- 15分:330円
- 30分:660円
- 45分:990円
- 1時間:1,320円
- 1時間30分:1,980円
- 2時間:2,640円
打ち合わせ1本(1時間)で1,320円。
カフェのコーヒー1杯と比べると高く感じますが、完全個室でWeb会議ができると考えると、評価は変わります。
2人用と4人用もあります。
1人あたりで割ると、2人用は約193円、4人用は約124円です。
人数が増えるほど1人あたりは安くなります。
ステーションブースは15分刻みで、使わなかった分は戻らない
課金は15分単位です。
16分使えば30分ぶんになります。
予約して使う場合、終了時刻を過ぎると入退室ができなくなります。
公式も「予約時間内であれば何度でも入退室が可能ですが、予約終了時刻後は入退室が出来なくなるため、ご注意ください。」と案内しています。
延長は、予約終了時刻以降に空きがあれば可能です。
ただし非会員は延長できません。
💬 正直に言うと、15分単位の課金は想像よりシビアです。
会議が5分延びるたびに330円が乗ります。
「終わりの時間が読めない用事」には向きません。
逆に「この30分で資料を直す」のような区切れる用事には、はまります。
ステーションブースの非会員利用は1時間まで
会員登録なしでも使えますが、条件があります。
- 利用時間の上限は1時間
- 支払いは交通系ICカードのみ
- 領収書は発行できない
- 延長できない
急に空き時間ができたときの飛び込み利用には向きますが、経費で落とすなら会員登録が必要です。
くわしい手順はステーションワークとはにまとめています。
ステーションブースのLightとAirは設備が削られている
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
ステーションブースLightは165円だがWi-Fiがない
公式の説明を引用します。
STATION WORK公式の拠点タイプ案内。STATION BOOTH Lightは「Wi-Fiはございません」と明記され、基本料金は1人用165円/15分(2026年10月20日確認)
STATION BOOTH Lightは、15分単位で利用できる個室ブース型シェアオフィスです。本ブースの開錠はテンキー仕様となっており、ご利用には予約が必要です。なお、Wi-Fiはございません。
標準タイプの半額(165円)で、Wi-Fiがない。
開錠はテンキーで、予約が必須、さらにSTATION WORK会員専用です。
拠点ページを数えたところ、名前に「Lightブース」と入る拠点は6つありました。
米沢駅、上毛高原駅、安中榛名駅、大曲駅、白石蔵王駅、新庄駅です。
いずれも新幹線の停車駅で、みどりの窓口や待合室の中にあります。
ステーションブースAirは88円で電源もWi-Fiもない
もっと割り切ったタイプがAirです。
STATION WORK公式の拠点タイプ案内。STATION BOOTH Airは「電源・wi-fiはございません」と明記され、基本料金は1人用88円/15分(2026年10月20日確認)
STATION BOOTH Airは、15分単位で利用できるパーテーション型の半個室ワークスペースです。本ワークスペースのご利用には予約が必要です。WEB会議等でご利用いただけます。なお、電源・wi-fiはございません。
1時間使っても352円です。
ただし、
- 完全個室ではない(パーテーション型の半個室)
- 電源なし
- Wi-Fiなし
- 予約必須・会員専用
拠点ページ側でも、設備アイコンが「机/イス」と「Wi-Fiなし」だけになっています。
STATION WORKかみのやま温泉駅(Airブース)の拠点ページ。設備は「机/イス」と「Wi-Fiなし」の2つだけで、席数は1と表示されている(2026年10月20日確認)
数えたところ、Airブースは14拠点でした。
新花巻駅、田沢湖駅、くりこま高原駅、七戸十和田駅、浦佐駅、いわて沼宮内駅、雫石駅、村山駅、大石田駅、さくらんぼ東根駅、高畠駅、赤湯駅、水沢江刺駅、かみのやま温泉駅。
東北・上越新幹線沿線の駅の待合室に集中しています。
出張の帰り、特急や新幹線を待つ30分を潰すための設備だと考えると、88円という値付けは理解できます。
ただしノートPCを開いて仕事をするなら、回線もバッテリーも自分で持っていく必要があります。
ステーションブースの検索には運営会社の違うブースが混ざる
もうひとつ、知らないと混乱するポイントです。
STATION WORK公式の拠点タイプ案内。CHATBOXはワイムシェアリング株式会社が運営し、非会員は利用できず「検索カテゴリー上は『BOOTH』に含みます」と注記されている(2026年10月20日確認)
- PaO/SpemaBOX:165円〜/15分。株式会社クルトンが運営。モニターやリングライト、ハイバックチェアが置かれたブースもある
- CHATBOX:143〜308円/15分。ワイムシェアリング株式会社が運営。全ブースに電源とWi-Fi
どちらもSTATION WORK非会員は利用できません。
そして公式が「検索カテゴリー上は『BOOTH』に含みます」と書いているとおり、検索結果ではSTATION BOOTHと並んで出てきます。
入室方法も違います。
PaOとCHATBOXはテンキー番号が利用開始10分前にメールで届く方式です(STATION BOOTHのテンキータイプは5分前)。
ステーションブースとSTATION DESK・提携店の違い
ブース以外の選択肢も整理しておきます。
STATION DESKは席タイプを選べるシェアオフィス
STATION WORK公式の拠点タイプ案内。STATION DESKは席タイプを選べるシェアオフィス空間で、基本料金は1人用275〜330円/15分と記載されている(2026年10月20日確認)
料金は275〜330円/15分です。
公式によると、「STATION DESK グランスタ丸の内」は全席が完全個室、「STATION DESK 東京丸の内」はオープン席とブース型個室など複数の席タイプがあります。
拠点ページを数えると、名前に「STATION DESK」が入るのは6拠点でした。
数は少ないものの、1拠点あたりの席数が多いのが特徴です(東京丸の内は13席、グランスタ丸の内は12席)。
提携店はホテルの客室やコワーキングも選べる
STATION WORKの会員になると、提携施設も同じアカウントで使えます。
拠点ページを数えたところ、こうなりました。
- 提携ホテル:49拠点(JR東日本ホテルメッツ29、ホテルメトロポリタン13ほか)
- 提携コワーキング:fabbit 11、アクセアカフェ 11、勉強カフェ 8、BasisPoint 5、THE HUB 4、JustCo 3 など
ホテルの客室をワークスペースとして半日〜1日単位で使えるので、長時間こもりたい日はこちらのほうが安くつきます。
ホテル側のWi-Fi事情はホテルのWi-Fiでまとめています。
なお、提携店は料金もプランも施設ごとに違います。
公式も「拠点によって料金・プランが変わります」としていて、一律の金額は示されていません。
ステーションブースは改札の中と外の両方にある
拠点名から数えると、こうなりました。
- 名前に「改札内」:124拠点
- 名前に「改札外」:147拠点
改札内のブースは、乗り換えの合間にそのまま使えるのが利点です。
一方で、乗車券類がない場合は入場券が必要という注記が127拠点のページに入っています。
定期乗車券は入場券として使えません。
ブースを使うためだけに駅へ行くなら、改札外の拠点を選ぶほうが余計な出費が出ません。
ステーションブースの料金を他の個室ブースと比べる
同じ「駅の個室ブース」でも、運営会社によって値段が違います。
15分あたりの料金を並べると
2026年10月20日時点の公式記載で比べます。
- STATION BOOTH(JR東日本グループ):330円/15分
- テレキューブ:平日330円・土日祝220円/15分(拠点により異なる)
- CocoDesk:440円/15分(2026年10月1日改定)
数字だけ見ればテレキューブの土日が最安で、CocoDeskがいちばん高くなります。
ただし設置している駅がまったく違うので、料金だけで選べるものではありません。
- STATION WORK:JR東日本の駅と提携施設
- テレキューブ:駅・空港・商業施設(空港が31拠点)
- CocoDesk:東京メトロ・都営地下鉄の駅とオフィスビル
自分の通勤・出張ルートにあるサービスを選ぶのが正解です。
3つとも会員登録自体は無料なので、登録だけ済ませておくと取りこぼしがありません。
安いブースを選ぶときに確認すること
料金が安いブースを見つけたら、予約する前に次の3つを拠点ページで確認してください。
- 設備アイコンに「Wi-Fiなし」がないか
- 電源の表示があるか(Airは電源もありません)
- 個室か半個室か(Airは半個室なので、声は漏れます)
ここを確認せずに88円のAirを予約すると、「電源が切れそうなのにコンセントがない」という事態になります。
ステーションブースを使うなら通信は自分で用意する
最後に、このサイトとしての結論です。
Wi-Fiありのブースでも速度は公開されていない
標準のSTATION BOOTHにはWi-Fiがありますが、通信速度・暗号化方式・同時接続台数は公式に記載がありません。
拠点ページの表示も「WiFiあり」か「Wi-Fiなし」の二択です。
15分単位で課金されるのに、入ってみるまで速度が分からない。
これは、オンライン会議を控えているときには小さくないリスクです。
自分の回線があればブース選びの幅が広がる
回線を自分で持っていれば、165円のLightも88円のAirも候補に入ります。
- 月に数回なら、スマホのテザリングで足ります
- 外での会議が多いなら、ポケットWiFiが安定します
- 長時間の動画会議が続くなら無制限のポケットWiFiも選択肢です
Airを1時間使っても352円。
標準ブース(1,320円)との差は約970円です。
回線を持ち歩くだけで、1回あたり1,000円近く変わる計算になります。
誰でもつながるWi-FiのリスクはフリーWi-Fiの危険性で整理しています。
ステーションブースのよくある質問
ステーションブースの料金は1時間でいくらですか
標準のSTATION BOOTH(1人用)で1,320円です(330円×4枠、税込)。
2人用なら1,540円、4人用なら1,980円。
Lightは660円、Airは352円です(2026年10月20日時点の公式記載)。
ステーションブースは予約なしで使えますか
標準のSTATION BOOTHは、空いていればタッチパネルから非会員でも使えます(一部拠点を除く)。
LightとAir、PaO、CHATBOXは予約が必要で、いずれもSTATION WORK会員専用です。
ステーションブースにWi-Fiはありますか
標準のSTATION BOOTHにはあります。
ただしLightは「Wi-Fiはございません」、Airは「電源・wi-fiはございません」と公式が明記しています。
拠点ページを数えた結果、設備欄に「Wi-Fiなし」と出る拠点は14ありました。
ステーションブースは何人で使えますか
1人用のほかに2人用(385円)と4人用(495円)があります。
拠点ページで「複数名用」の表示があったのは21拠点でした。
数は多くないので、複数人で使うなら事前に拠点を探しておく必要があります。
ステーションブースで飲食はできますか
公式のよくあるご質問に「BOOTH・DESK室内で飲食してもよいですか。」という項目が用意されています。
拠点や状況によって扱いが異なる可能性があるため、利用前に公式のよくあるご質問で最新の案内を確認してください。
まとめ:ステーションブースは「値段=設備」で決まっている
要点を整理します。
- ステーションブース(STATION BOOTH)はJR東日本グループの駅の個室ブース。標準タイプは330円/15分(1時間1,320円)
- Light 165円はWi-Fiなし、Air 88円は電源もWi-Fiもなし(いずれも公式が明記)
- 公式サイトの拠点ページ564件を数えた結果(2026年10月20日時点)
- Airブース14拠点はすべて設備欄が「Wi-Fiなし」。東北・上越新幹線沿線の駅が中心
- Lightブース6拠点、STATION DESK 6拠点、提携ホテル49拠点
- 名前に「改札内」124・「改札外」147。入場券が必要という注記は127拠点
- 「複数名用」の表示は21拠点
- PaOとCHATBOXは運営会社が別。非会員は使えず、検索上は「BOOTH」に混ざる
選び方の結論はシンプルです。
値段の安さは設備の少なさ。
その差を自分の回線とモバイルバッテリーで埋められるなら、安いブースはむしろ狙い目です。
サービス全体の使い方はステーションワークとは、空港で使うなら羽田空港の個室ブース、ほかの個室ブースはCocoDeskとテレキューブにまとめています。
カフェも含めて作業場所を探すなら作業できる場所をどうぞ。
この記事の情報は2026年10月20日時点のSTATION WORK公式サイトにもとづいています。
料金・設備は変更されることがあるため、利用前にSTATION WORK公式サイトでご確認ください。






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