打ち合わせとの間に1時間空いて、オンライン会議が1本入っている。
カフェに入ったものの、隣の席の会話が全部マイクに乗る。
結局、駅のトイレ前の壁際で立ったまま参加した、という経験はないでしょうか。
結論から言うと、CocoDesk(ココデスク)は15分440円で使える駅ナカ・ビルナカの個室ブースです。
そして2026年10月1日のご利用分から、料金は330円から440円に上がりました。
さらに公式の設置一覧104か所をすべて開いて調べたところ、Wi-Fiとディスプレイは104か所すべてにある一方、エアコンの記載は73か所(70.2%)でした。
この記事では、改定後の料金、ブースの設備、設置場所、予約と入退室の流れを、公式の記載と自前の集計でまとめます。
読み終えるころには、「自分の移動ルートで使えるか」「会議1本にいくらかかるか」「Wi-Fiを当てにしていいのか」がはっきりします。
この記事の情報は2026年10月20日時点で、富士フイルムビジネスイノベーションのCocoDesk公式ページを確認したものです。
料金・設備・営業時間は変更されることがあるため、利用前に公式ページでご確認ください。
CocoDeskの結論:15分440円、Wi-Fiとディスプレイは全ブースにある
先に全体像からお伝えします。
料金
2026年10月1日〜
ブースの設備
104か所を全件確認
設置場所
104か所/164台
予約・支払い
会員登録は無料
※2026年10月20日時点。設備・台数は公式の設置場所ページからブース個別ページ104件を開いて集計しました。「記載なし」は設備が存在しないという意味ではなく、公式ページに書かれていないという意味です。
ポイントは3つです。
ひとつめ。
料金は2026年10月1日のご利用分から440円/15分に上がりました。
1時間なら1,760円です。
ふたつめ。
Wi-Fi・ディスプレイ・電源コンセントは、調べた104か所すべてにあります。
一方で、エアコンの記載があるのは73か所でした。
みっつめ。
公式は無線LANについて「ベストエフォートです」と全ブースのページに書いています。
つまり、通信の安定を保証するサービスではありません。
ここは後ろで詳しく扱います。
CocoDeskの料金は2026年10月1日から440円に上がった
まず料金です。
いま検索して出てくる記事の多くは、改定前の330円のまま書かれています。
CocoDeskの新料金は440円/15分(個人も法人も同額)
公式の料金表では、法人・個人とも「完全従量課金コース サービス利用料 440円/15分(税込)」と並んでいます。
CocoDesk公式の料金表。法人・個人とも「440円 / 15分」と記載されている(2026年10月20日確認)
違うのは支払い方法と予約可能日です。
個人はクレジットカード決済のみで、利用日の当日夜間に予約ごとに請求されます。
法人は月末締めの一括請求で、ブース予約は30日前から(個人は14日前から)と書かれています。
CocoDeskの値上げは2026年7月23日に告知されていた
価格改定は、公式のお知らせ欄で2026年7月23日付けで告知されています。
CocoDesk公式の注記。2026年10月1日のご利用分から新価格440円/15分(税込)になると記載されている(2026年10月20日確認)
同じお知らせ欄には、2024年8月1日付けで「2024年10月1日から330円/15分」という過去の改定も残っています。
2年で330円から440円へ、1回あたり110円上がったという流れです。
注意したいのは、予約の時期に関係なく利用日が2026年10月1日以降なら新料金という点です。
9月に予約した10月利用分も440円になります。
CocoDeskを1時間・半日使うといくらか
15分単位なので、時間が延びるほど素直に積み上がります。
- 30分:880円
- 1時間:1,760円
- 2時間:3,520円
- 半日(4時間):7,040円
オンライン会議1本(1時間)で1,760円。
これを週2回続けると、月におよそ1万4,000円です。
ここは正直に書いておきます。
💬 正直に言うと、CocoDeskは「長時間こもる」使い方には向きません。
15分単位の従量課金で、定額プランがないからです。
会議の前後30分、資料の最終確認、電話を受ける15分——このくらいの短い用事に、金額なりの価値が出ます。
CocoDeskに定額プランはない(公式が明記)
公式のよくあるご質問では、「定額制のプランはありますか?」という質問に「定額制のプランはありません。」と回答しています。
CocoDesk公式のよくあるご質問。定額制のプランはない、キャンセル・変更は利用開始の1時間前まで、などが並ぶ(2026年10月20日確認)
同じ表から、料金まわりで知っておきたい回答を拾っておきます。
- 個人の支払い方法はクレジットカードのみ
- 領収書は請求完了後に発行でき、発行は30回/月まで
- 予約のキャンセル・変更は利用開始の1時間前まで
なお、公式は「利用料金は予約ベースでの課金」とも書いています。
予約した枠は、実際に使わなくても請求されます。
15分の枠を少しでも使えば、その枠は満額です。
CocoDeskのブース設備を104か所すべて調べた
ここからが、この記事でいちばん手間をかけた部分です。
公式の設置場所ページ(東京/神奈川・千葉・埼玉/大阪・愛知)には、ブースごとの個別ページへのリンクが並んでいます。
その104ページを全部開いて、台数・営業時間・設備を書き出しました(2026年10月20日時点)。
CocoDeskのWi-Fi・ディスプレイ・電源は全104か所にある
結果はきれいに揃いました。
- Wi-Fi:104か所(100%)
- ディスプレイ:104か所(100%)
- 電源コンセント:104か所(100%)
- 台数の合計:164台(1台設置が56か所、2台が43か所、最大は8台)
ブース個別ページは、こういう見え方です。
CocoDesk秋葉原駅(出口3・4方面通路)の公式ページ。営業時間・台数1台・ブース設備(Wi-Fi/ディスプレイ/エアコン)と、無線LANの注記が並ぶ(2026年10月20日確認)
台数が1台の拠点が56か所、つまり過半数は「その場所に1台だけ」です。
先に埋まっていたら、その駅では打つ手がありません。
予約が前提のサービスだと考えておくほうが安全です。
CocoDeskのエアコンは73か所(31か所は記載なし)
揃っていなかったのがエアコンです。
- エアコンの記載あり:73か所(70.2%)
- 記載なし:31か所
記載がなかったのは、イオンモール内やオフィスビルのエントランスなど、もともと空調の効いた屋内に置かれている設置場所が目立ちました。
ブース自体に空調が付いていないだけで、周囲が暑い・寒いという意味ではありません。
ただし、夏場に長時間こもる前提なら、ここは見ておく価値があります。
公式ページにはブース内の広さや寸法の記載はありません。
荷物が多い日に入れるかどうかは、現地で判断することになります。
CocoDeskのディスプレイケーブルはD-SubとUSB-Cで分かれる
ディスプレイは全ブースにありますが、つなぐケーブルの種類が拠点で違います。
- HDMI+D-Sub系:81か所
- HDMI+USB-C系:29か所
- USB電源の記載:75か所
数え方としては、同じ拠点に両方の記載があるケースを含みます。
いずれにせよ、USB-Cだけで接続できる拠点は3割弱です。
USB-C端子しかないノートPCを使っているなら、HDMI変換アダプタを1つ持っておくと確実です。
CocoDeskのWi-Fiは公式が「ベストエフォート」と書いている
ここが、外で働く人にとっていちばん大事な話です。
CocoDeskの無線LANのSSIDとパスワードは予約画面に出る
接続方法は公式のご利用方法ページに書かれています。
CocoDesk公式のご利用方法。無線LANのSSIDとパスワードは「ナビ・入退室」画面に表示され、予約した時間から利用可能と記載されている(2026年10月20日確認)
要点は3つです。
- SSIDとパスワードは「ナビ・入退室」画面に表示される
- 2回目以降は自動的に接続される
- 無線LANは予約した時間から利用可能になる
つまり、入室前にWi-Fiだけ先につないでおく、という使い方はできません。
CocoDeskの「無線LANはベストエフォート」は全104ページに書かれている
そして、ブース個別ページ104件すべてに、同じ注記がありました。
* 無線LAN通信はベストエフォートです。周辺の通信環境状況に依存し、通信が安定しない・速度が低下する時間帯が発生する場合があります。
これは「速度を保証しない」という宣言です。
通信速度の数値、同時接続台数、暗号化方式は、公式ページに記載がありません。
駅ナカの混む時間帯にどうなるかは、使ってみるまで分からないということです。
会議の相手が待っている場面で、これは地味に重い条件です。
フリーWi-Fi全般のリスクについてはフリーWi-Fiの危険性で整理しています。
CocoDeskで会議をするなら回線は自分で持つほうが早い
対策はシンプルで、ブースの環境には電源と静けさを期待し、回線は自分で持ち込むという分け方です。
ブース側に期待すること。
- 周囲の音が入らない個室であること
- 電源が取れること
- ディスプレイが使えること
自分で用意すること。
- 落ちない回線(スマホのテザリング、またはポケットWiFi)
会議が月に数本なら、スマホのテザリングで足ります。
毎週のように外で会議をするなら、ポケットWiFiのおすすめで縛りなしのものから比べるほうが、結果的に安く収まります。
データ量が読めない使い方なら無制限のポケットWiFiも選択肢です。
CocoDeskの設置場所は東京に85か所が集中している
次に、どこにあるのかです。
CocoDeskの都道府県別の内訳
ブース個別ページの住所を集計すると、こうなりました。
- 東京都:85か所
- 神奈川県:9か所
- 大阪府:5か所
- 千葉県:3か所
- 埼玉県:1か所
- 愛知県:1か所
8割以上が東京です。
名古屋は2025年12月23日のお知らせで「名古屋に初進出」と案内された拠点で、まだ1か所です。
公式サイトの設置場所欄には、Googleマップへのリンクが「105拠点/165台」という表記つきで置かれています。
CocoDesk公式サイトの設置場所欄。Googleマップへのリンクに「105拠点/165台」と表記されている(2026年10月20日確認)
私が数えた104か所・164台と1つずつ違いますが、これは数え方の差だと考えられます。
いずれにせよ、全国で160台前後という規模感です。
CocoDeskは駅ナカ62か所・ビルなど42か所
設置場所の名前で分けると、駅名が入る拠点が62か所、オフィスビルや商業施設が42か所でした。
駅側は東京メトロ・都営地下鉄が中心で、京王電鉄・京急電鉄・千葉都市モノレール・東葉高速鉄道の駅にもあります。
ビル側は、丸の内トラストタワー、アーバンネット大手町ビル、東京サンケイビルなどのエントランスが並びます。
イオンモール船橋やイオンレイクタウンmoriのような商業施設も含まれます。
同じ「駅の個室ブース」でも、JR東日本の駅に多いのはSTATION WORKです。
使う駅によって、そもそも選べるサービスが変わります。
CocoDeskには土日が休みのブースがある
営業時間は設置場所ごとに違いました。
- 平日の終了が22:00:69か所
- 平日の開始が7:00台:62か所
- 土曜が「営業なし」:15か所
- 日曜・祝日が「営業なし」:18か所
駅ナカのブースはおおむね7:00〜22:00で、土日も開いています。
一方、オフィスビルのブースには平日しか開いていないものがあります。
土日に使うつもりなら、駅ナカを狙うのが無難です。
公式のよくあるご質問でも「ブースの営業日・営業時間は設置場所により異なります」と案内されています。
CocoDeskの予約から退室までの流れ
最後に使い方です。
CocoDeskの会員登録と予約(個人は14日前から)
流れは3ステップです。
- 会員登録(無料。個人はクレジットカードの登録が必要)
- 予約サイトにログインして、場所と時間を選ぶ(15分単位)
- 予約時間になったら「解錠する」ボタンでドアを開ける
予約できるのは、個人は14日前から、法人は30日前からです。
直前の予約もできますが、1台しかない拠点が過半数なので、確実に使いたいなら前日までに押さえておくほうが安心です。
CocoDeskの入室・途中退室・延長
入室は、予約サイトの「解錠する」ボタンを押してドアをスライドします。
退室は、ブース内の椅子の後ろの壁にある「解錠ボタン」を押して出ます。
スライドドアは自動的にロックされます。
途中退室と再入室もできます。
ただし鍵はオートロックなので、再入室には予約サイトからの解錠操作が必要です。
公式も「途中退室時は必ずスマートフォンを持って退室ください」と書いています。
延長は、他の予約が入っていなければ可能です。
「ナビ・入退室」画面の「15分延長」ボタン、または新規予約で延ばします。
CocoDeskの予約サイトは日本国外から使えない
意外と見落とされがちですが、公式の動作環境に次の注記があります。
CocoDesk予約サイトは、日本国外からはアクセスできません。
対応OSも明記されていて、スマートフォンはiOS 17/18・Android 14/15、パソコンはWindows 10/11(64ビット)とGoogle Chromeが挙げられています。
出張先が海外の場合、現地から日本のブースを予約しておく、という使い方はできません。
CocoDeskのよくある質問
最後に、残りやすい疑問をまとめます。
CocoDeskは予約なしで使えますか
公式のご利用方法は、会員登録 → 予約 → 解錠という流れで案内されています。
その場で飛び込みで使う方法は、公式ページに記載がありません。
空いていれば直前の予約は取れますが、「予約なしでも入れる」とは書かれていないので、予約してから向かうのが確実です。
CocoDeskの料金は1時間でいくらですか
2026年10月1日のご利用分から、1時間1,760円(440円×4枠、税込)です。
30分なら880円、2時間なら3,520円です。
定額プランはありません。
CocoDeskにWi-Fiはありますか
あります。
調べた104か所すべてで、ブース設備にWi-Fiの記載がありました。
SSIDとパスワードは予約サイトの「ナビ・入退室」画面に表示され、予約時間から使えます。
ただし公式は全ブースのページで「無線LAN通信はベストエフォートです」と注記しています。
CocoDeskのキャンセルはいつまでできますか
公式のよくあるご質問では、予約のキャンセル・変更は利用開始の1時間前までと回答されています。
それを過ぎると、使わなくても料金が発生します。
CocoDeskとSTATION WORKはどちらが安いですか
15分あたりの基本料金で見ると、CocoDeskは440円です。
JR東日本グループのSTATION WORKは、STATION BOOTHの1人用が330円/15分と案内されています(2026年10月20日時点の公式記載)。
ただし設置している駅がまったく違うので、料金より「自分の動線にあるか」で選ぶほうが現実的です。
まとめ:CocoDeskは短い用事に効く、回線だけは自分で持つ
最後に要点を整理します。
- CocoDeskの料金は2026年10月1日のご利用分から440円/15分(税込)。1時間1,760円
- 定額プランはない(公式が明記)。予約ベースの課金で、使わなくても予約枠は請求される
- 公式の設置一覧104か所を全件確認した結果(2026年10月20日時点)
- Wi-Fi・ディスプレイ・電源コンセントは104か所すべて(100%)
- エアコンの記載は73か所(70.2%)、31か所は記載なし
- 合計164台。1台だけの拠点が56か所
- ディスプレイケーブルはD-Sub系81/USB-C系29
- 土曜が営業なし15か所、日曜・祝日が営業なし18か所
- 設置は東京85か所に集中(神奈川9・大阪5・千葉3・埼玉1・愛知1)
- 全104ページに「無線LAN通信はベストエフォート」の注記。速度・同時接続台数・暗号化方式は公式に記載なし
使い方の結論はシンプルです。
ブースには「静けさ・電源・ディスプレイ」を期待し、回線は自分で持っていく。
これで、会議の途中で止まる心配がひとつ減ります。
ほかの個室ブースと比べるならテレキューブ、空港で使うなら羽田空港の個室ブースもまとめています。
外で働く場所そのものを広く探しているなら作業できる場所のまとめが早いです。
カフェで粘るならカフェのWi-Fi、出張で泊まりがあるならホテルのWi-Fiも読み比べてみてください。
この記事の情報は2026年10月20日時点の富士フイルムビジネスイノベーション公式サイトにもとづいています。
料金・設備・営業時間は変更されることがあるため、利用前にCocoDesk公式ページでご確認ください。






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